子どもが成長してくると、ある日突然
赤ちゃんってどこからくるの?
と聞いてくることがあります。
これは子どもが
・命の始まり
・自分と家族
・生まれるとは何か
を考えはじめたサインで、とても自然な疑問です。
ただし親としては、どこまで・どう説明するか悩むテーマでもあります。
ここでは、子どもの年齢にあわせてやさしく伝えられる会話例と、
親が理解しておきたい科学・哲学的な補足をまとめています。
まずは好奇心を肯定する

赤ちゃんって、どこからくるの?

気になるよね。それはね、すごく大事なことを考えはじめている証拠なんだよ。

ふしぎだなって思って。

そういう気持ちを教えてくれて嬉しいよ。一緒に考えてみよう。
まずは質問自体を肯定し、話せる雰囲気をつくります。
やさしい説明(幼児〜低学年向け)
※ この段階では「性行為」など具体的すぎる説明はしません。
※ 医学的に正しく、かつ子どもが安心するレベルに。

赤ちゃんってどうやってできるの?

赤ちゃんはね、お父さんからの小さなたねと、お母さんのお腹の中にあるたまごが出会って、そこから育っていくんだよ。

たねとたまご?

うん。その二つが一緒になると、お母さんのお腹の中で、少しずつ大きくなっていくんだよ。

うん。その二つが一緒になると、お母さんのお腹の中で、少しずつ大きくなっていくんだよ。

そう。何ヶ月もかけて、体や心が育って、赤ちゃんになって生まれてくるんだよ。
子ども向け説明の基本は
・嘘は言わない
・でも具体的すぎない
・安心できる構造だけ伝える
です。
子どもの追加質問にやさしく答える

赤ちゃんはどうやって出てくるの?

お母さんの体にはね、赤ちゃんが出てくるための道があるんだよ。そこをとおって、生まれてくるんだ。

へぇ〜、ちゃんと道があるんだ。

うん。生まれてくるために、体はちゃんと準備されているんだよ。
年齢に応じて、表現を増減すればOKです。
心への寄り添いも大切

なんか、大変そうだね。

たしかに大変なこともあるけれど、赤ちゃんが生まれるって、とても嬉しいことでもあるんだよ。〇〇(子供の名前)が生まれた時も嬉しかったよ。

そっか~!家族が増えると嬉しいもんね!

そうだよ。命について考えるのは、とても大事なことなんだよ。
このテーマでは“怖さ”より“あたたかさ”を強調することが大切。
【親向け】科学的な補足
ここからは大人向けの背景説明です(子どもにはそのまま話しません)。
● 命の始まりのしくみ(簡潔版)
- 父側の「精子」と母側の「卵子」が受精し、受精卵となる
- 子宮内で細胞分裂と成長を続ける
- 10ヶ月前後で胎児として成熟し、出産に至る
上記のうち、子どもには
「小さなたねとたまご」という比喩で十分です。
● 年齢によって説明を変える
- 3〜6歳:たね・たまご・お腹で育つ
- 小学1〜2年:体の仕組み・成長
- 小学3年〜:生殖の仕組みを少しずつ正しく説明
正しく、でも段階を踏んで伝えることが重要です。
【親向け】哲学的な補足
「命はどこから来るのか?」は、古代から続く問いです。
哲学では以下のような視点があります:
- 命は“自然の流れ”の一部
- 生まれることは“つながり”の始まり
- 一つの命は、次の命へと続く大きなサイクルの中にある
- 命の始まりを考えることは「自分が何者か」を考える入口
つまり、
“赤ちゃんはどこからくるの?”という疑問は、命の本質に触れる大切な問い
なのです。
子どもの好奇心に向き合うことは、
人としての価値観を育てることにもつながります。
最後に伝えたい事

赤ちゃんが生まれるってね、すごく不思議で、すごく大切なことなんだよ。
○○(子供の名前)がどう思うかも、とても大事なんだよ。
命への安心感やあたたかさが伝わる締め方がベストです。


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