「どうして雨が降るの?」「なんで雪になるの?」「雷ってこわいの?」
そんな子供の素朴な“どうして?”に、思わず言葉に詰まってしまった経験はありませんか?
子供の質問は、学びの芽が育つ大切なサインです。
でも、空のしくみや天気の話を、専門的な言葉なしでわかりやすく伝えるのは意外と難しいものですよね。
この記事では、親子の会話形式で、
- なぜ雨が降るのか
- どうして雪になるのか
- 雷と雨の関係は何なのか
を、小さな子供にも伝わるやさしい言葉で解説しています。
「理科が苦手な親でも大丈夫」「今日からすぐ使える」――そんな内容になっていますので、ぜひお子さんとの会話に役立ててみてください。
雨が降る理由をやさしく説明

ねぇ、お母さん(お父さん)、なんで空から水が降ってくるの? 雨ってどこから来るの?

いい質問だね! 実はね、雨は空の“水の旅”の最後の場面なんだよ。

水の旅?

そう。海や川の水が太陽で温められると“水蒸気”っていう見えない形に変身して、上にのぼっていくよ。

見えなくなっちゃうの?

うん。上にのぼった水蒸気は、空の冷たいところに行くとまた小さな水のつぶに戻るの。そのつぶがたくさん集まると“雲”になるんだ。

じゃあ、雲の中に水がいっぱいあるってこと?

その通り! 雲の中には水や氷のつぶがぎゅっと集まっているよ。
そしてね、そのつぶがだんだん重くなると、空が支えきれなくなって“ぽとん”って落ちてくる。これが雨!

へぇ~! 雨って、雲からこぼれた水なんだね!

そうそう。まるで雲がお皿いっぱいに水をためて、満タンになったら流れ落ちるみたいだね。
子どもに伝わるポイント:難しい言葉を避ける
子どもに説明する時は、専門用語よりもイメージしやすい例えが効果的です。
- 「水の旅」「変身」などの物語的表現
- 「雲がお皿みたい」などの身近なたとえ
- 見えないものは“見えないけど働いている”と説明する
これだけで、自然現象がグッと理解しやすくなります。
親向けの簡単な科学解説
雨が降るプロセスを親向けに簡潔に説明すると次の通りです。
- 蒸発:太陽の熱で海・川・地面の水が水蒸気になる
- 上昇気流:温かい空気とともに高い場所へ
- 凝結:冷たい空気に触れて水滴・氷晶に
- 雨粒の成長:水滴同士がぶつかり大きくなる
- 降水:重くなって地上に落下する
この流れをそのまま子どもに話すのではなく、物語化して伝えることで理解が深まります。
どうして雪も降るの?

ねぇ、雨はわかったけど、どうして雪も降るの?

雪もね、雨と元は同じ“水”なんだよ。

えっ? 雪も水なの?

そう。空の上がとっても寒いと、雲の中の水が凍って“小さな氷のつぶ”になるの。それが集まって、ふわふわしながら落ちてくるのが雪なんだ。

じゃあ、寒い日にだけ雪になるの?

その通り! 空の上も、地面の近くも、どっちも寒いと雪になるんだよ。

だから冬は雪で、夏は雨なんだね!
✅ 親向けひとこと補足
雪は、雨と同じく「空気中の水分」がもとになっています。雲の中の気温が0℃よりも低いと、水の粒は液体のままではいられず、六角形の氷の結晶(雪の結晶)へと姿を変えます。
この結晶が、雲の中でさらに周囲の水蒸気を取り込みながら成長し、重くなると地上へ落下します。地上までの空気の温度も低いままだと、溶けることなくそのまま「雪」として降ってきます。
反対に、途中で気温が高い空気の層を通ると結晶が溶けてしまい、「雨」に変わります。
つまり、**雪になるか雨になるかの分かれ目は、雲の中と地上付近の“気温の違い”**によって決まっているのです。
雨の日と晴れの日って、どっちが多いの?

ねぇ、雨の日と晴れの日って、どっちのほうが多いの?

うーん、実はね、場所と季節によって違うんだよ。

えっ、そうなの?

日本はね、1年の中で見ると“晴れの日の方がちょっと多い”よ。
でも、梅雨の時期は雨の日が続くよね。

あっ、6月は雨ばっかりだ!

そうそう。反対に冬は晴れの日が多くなる場所もあるよ。

お天気って、けっこう気まぐれなんだね。
✅ 親向けひとこと補足
日本全体で見ると、年間の晴天日数は雨天日数よりやや多め。地域差(日本海側・太平洋側)も大きいです。
雷と雨は関係あるの?

ねぇ、雷が鳴るときって、だいたい雨も降るよね? あれって関係あるの?

うん、実はとっても深い関係があるよ。

えー! 雷って光るだけじゃないの?

雷はね、**大きな雨雲がすごく元気なときに出る“電気のほうでん”**なんだ。

でんき!?

雲の中で、氷のつぶと水のつぶがぶつかると電気がたまるの。
その電気が一気に“バチッ!”と流れるのが雷だよ。

じゃあ雨の雲が強いと、雷も出やすいの?

その通り。雷が鳴るときは、大雨になることも多いから気をつけようね。
✅ 親向けひとこと補足
雷は、積乱雲(せきらんうん)と呼ばれる非常に大きく発達した雨雲の中で起こる自然現象です。雲の中では、強い上昇気流によって水の粒や氷の粒が激しくぶつかり合い、その摩擦によってプラスとマイナスの電気が分かれてたまっていきます。
この電気が限界までたまると、雲の中、または雲と地面の間で一気に放電が起こります。これが「稲妻(いなずま)」です。そして、その放電によって空気が一瞬で高温になって膨張し、**その衝撃が音となって聞こえるのが「雷鳴(らいめい)」**です。
また、雷が発生する積乱雲は強い上昇気流をもつため、激しい雨・突風・ひょうなどを伴うことが多く、天気の急変のサインにもなります。雷が鳴り始めたら、屋外では早めに安全な場所へ移動することが大切です。
まとめ
雨も、雪も、雷も、すべては空の中で起きている水の変身と動きがつくり出しています。
子どもからの「どうして?」は、自然や科学に興味を持つ大切な第一歩。
難しい言葉ではなく、たとえ話と会話で伝えることで、学びはもっと楽しくなります。

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