子どもは日常の中のふしぎをよく見つけます。
その中でも多いのが、
「なんで水って濡れてるの?」
という質問。
大人にとっては当たり前のことですが、
子どもにとってはとても不思議に見える現象です。
この記事では、
・やさしく伝えられる親子の会話
・子ども向けのわかりやすい説明
・親が理解しておきたい科学的・哲学的補足
をまとめて紹介します。
子どもの気づきや疑問をまず受け止める

ねぇ、水ってさ……なんで濡れてるの? さわったら手がぺたぺたってするよ?

気づいたんだね。そういうふうに思うの、とてもいいことだよ。

だって、お茶もお風呂もみんな濡れるでしょ?

そうだね。なんで濡れるのか、一緒に考えてみようか。
まずは質問をポジティブに受け止め、
「一緒に考える姿勢」を見せるのが大事です。
やさしい説明の例

水ってどうしてぺたっとくっつくの?

水はね、“すごくすごく小さなつぶ”が集まってできているんだ。見えないくらい小さなつぶだよ。

つぶなの!?

うん。そのつぶがね、人の手とか、机とか、いろんなものにくっつきやすい性質を持っているんだよ。

だから濡れるの?

そうそう。水のつぶが手にぺたっとくっつくから“濡れた”って感じるんだね。
水の“分子”の説明を、
「小さなつぶ」 に言い換えると子どもでも理解しやすくなります。
「どうしてくっつくの?」をさらに深掘りする会話例

でもなんで、つぶは手にくっつくの?

水のつぶたちはね、みんな仲良しで、くっつくのが好きなんだよ。手にも机にも、“ピタッ”ってくっつきたがるんだ。

そうなんだ〜!

でも風みたいにパラパラしているものは、あんまりくっつかないんだよ。

へぇ〜、水ってすごいね。
専門用語を使わず、
「くっつきたがる性質」=濡れる
と伝えると、子どもはイメージしやすくなります。
哲学的な気づきにつなげる会話例

風はくっつかないのに、水はくっつくんだね。

そう。世界には“見えない性質”がいろいろあるんだ。濡れたり乾いたりするのも、その性質のおかげなんだよ。

見えないものっていっぱいあるんだね。

そうだね。見えないけど大切なことっていっぱいあるよ。
子どもの科学の興味と「世界を観察する心」を育てる良い流れです。
【親向け】科学的な補足
水が「濡れている」と感じる理由
濡れるとは、
水が物質の表面にくっついて広がること を指します。
科学的には、主に2つの力が関係しています。
● ① 付着力(ふちゃくりょく)
水の分子が、手や物体の表面に引き寄せられる力。
● ② 凝集力(ぎょうしゅうりょく)
水の分子どうしがくっつこうとする力。
このバランスで「濡れる」が決まります。
例:
- ガラス → 付着力が強い → よく濡れる
- 葉っぱ → 付着力が弱い → 水玉がころころ転がる
親が理解しておくと、子どもの追加質問にも答えやすくなります。
【親向け】哲学的な補足
「濡れる」とは“感覚が教えてくれる現象”でもある
「濡れる」という言葉は、
科学だけで完全には説明できない側面もあります。
なぜなら――
濡れていると感じるのは、人の皮ふの感覚だから です。
- 冷たさ
- 重さ
- 皮ふに張りつく感覚
これらが合わさって「濡れた」と認識されます。
科学は“しくみ”を説明し、
哲学は“感じ方の違い”を考える領域。
子どもにとっては、
「世界には“しくみ”と“感じ方”がある」という気づきのきっかけになります。
■ 最後に伝えたい事
「水が濡れるのはね、小さなつぶがいろんなものにくっつく性質を持っているからなんだよ。世界にはまだまだふしぎがいっぱいあるね。」
“ふしぎ”をそのまま楽しむ心が育ちます。


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